美しい千仏像が祀られている直指寺へ

 


金泉市から車で30分前後の場所にある418年、阿道が建てた寺院・直指寺にやってきました。

お寺の名称の「直指」とは、禅宗で悟りを説明した言葉で、教学に頼らずに、座禅によって人の心を直観して、仏の悟りに到達することを意味する『直指人心 見性成佛』に由来しています。 とても綺麗な名称のお寺です。

観覧料大人2,500ウォンを払って中に入ります。
こちらのお寺は936年に能如が重創し、大伽藍となり、大和尚を多く輩出し、「東国第一伽藍」といわれるようになったそうで、多くの国師・王師が修道を精進した場所としても有名なんだそうです。
多くの文化財と100あまりにもなる建物が保存されているとても広いお寺です。

↑案内図。とても大きなお寺です。

私が訪れたのは12月。寒さが厳しくなる上に、雨もとても強く降っていて、ひろい境内をすべて周ることはできなかったのですが、今回は私が一番みたかった毘盧殿を紹介します。

↑毘盧殿

別名千仏殿とも呼ばれるこの建物には、毘盧遮那仏を中心として盧遮那仏が祀られていて、そのうしろに千仏像が置かれています。

↑扉の装飾も素敵です。本当に細かな装飾ですね。

直指寺は朝鮮時代に千仏像を祀った三つのお寺の中のひとつだそうです。 (他の二つのお寺は麻谷寺と大興寺です。)

↑毘盧殿の内部

中に入りました。

こちらの千仏像は1656年敬岑によって最初に作られたそうで、1784年~1785年には千仏に不足している259位の仏像を慶州の祇林寺でつくり、直指寺にうつし、もとあった仏像741位を色付けして修復し、完全に千仏像を奉安したという記録が残っているそうです。

↑圧倒される美しさです。

中に入ると圧倒的な美しさに感動します。何よりも仏像おひとつおひとつがとても丁寧に作られており、お顔の表情や姿勢や大きさが全てことなっているので、長い時間ここに留まって見惚れてしまうほどでした。

↑右方面からみた千仏像

↑お顔の表情ひとつひとつが全てことなっています。

仏像それぞれに表情が違うので、目があったりする仏像もあり、ぐっと心に感じさせてくれる、とても不思議な時間を過ごせる場所でした。

直指寺
住所:慶尚北道 金泉市 代項面 直指寺キル95
観覧料:大人 2,500ウォン

取材日2019年12月1日